収入をとるか、やりたいことをとるか。
10代20代のころは現実を知らないためにやりたいことだけを見てきました。
しかし年をとるにつれて夢だけではお腹がふくれないことを知るわけです、、
それでも、いくつになっても夢を見続けたいしやりたいことをあきらめたくない。
それが私のアイデンティティであり、諦めたら人生そのものを諦めることになってしまうから。
私は30歳をすぎた今クリエイターを目指しイギリスで勉強しつつ、その夢を支えるためwebマーケティングの仕事を続けています。
たくさん悩み考えた結果、このライフスタイルが自分としては正解だったと思っています。
ものすごく珍しい生き方ですが、お金か夢かの究極の選択で悩む多くの方の生きるヒントになると思いますので、私の仕事に対する考え方を共有しますね。
好きなだけじゃだめ?理想の仕事の定義
まず私の考えを述べる前に、一般的に言われる理想の仕事の条件を紹介します。
理想の仕事(いきがい)とはこの4つの要素があわさったものである。というわけです。
このモデルはSNSで一時話題となったもので、出典は不明ですが多くの共感を集めました。
また似たような適職の条件をしめしたモデルはたくさんあります。
このようなモデルを紹介されると思うのは
「これこそ理想の生き方!すばらしい!」
「現状そのような仕事にありつけていない、、」
「この理想を叶えたい!」
「いうて現実の話、無理やろ」
ということでしょう。
気づき、共感、絶望、そして諦めという感情の流れになるのではないでしょうか、、
それもそのはず。
そんな都合よくすべてを満たす仕事なんて、簡単に手に入るわけがない
こういった理想の職業の条件を聞くと、一つの仕事でこのすべてを満たさなくてはいけないと自動的に理解していませんか?
ここからが私の考えなのですが、職業は一つじゃなくてもいいし、ひとつの仕事で最良の条件をすべて満たさなくてもいい。かといって妥協してなにかを諦める必要もない。
お金だけのため、夢だけのためには生きられない
やりたいことを追い続けるエキサイティングな人生を選択しても、お金がなければ生活もままならず続けることができない。
夢よりお金をとり経済的には豊かでも、やりたいことを我慢しつづける人生では心が貧しくなる。
どちらにしても後悔ばかりが残る人生になるでしょう。
やりたことや夢がない、というタイプの人もいます。
お金がなくても平気、泥水すすって生きていけるタイプの人もいます。
そういった方はお金か夢か、どちらかを取る人生でも満足できますが、そうではないタイプの人にとってはどちらかを選ぶことはできないわけです。
私が選んだ生き方は、複数の職業で条件を補完しあうことです。
まずやりたいことや好きを優先させたアート関連の仕事は「好き」と「得意」だけ満たしています。
情熱しかない状態です。
得意なのかどうかすらわからなくなることもあるので、実質満たされているのは好きというか「やりたい」という気持ちだけな気もします、、
そしてウェブマーケティングの仕事は「稼げる」「必要とされている」を満たしています。
初めは得意ではなかったのですが、かれこれ三年以上続けていますのでさすがに「得意」といっていいレベルになっていると思います。
この二つの職業を合わせて全部の条件が満たされている状態です。
最終的には夢でお金も手に入れられればいいけれど
好きという気持ちはウェブマーケティングの仕事に対してはなかったです最初は。
ただ好きなことをやり続けるためにお金が必要だったのです。
お金目的でしたが、やっていくうちに楽しさややりがいも感じられるようになってきました。
もちろん自分の人生通じて叶えたい目標はアートを生業とすることです。
こういった職業でお金を得られるようになるには時間がかかります。
最初から他人に必要とされていて、稼げるタイプのものではありません。
根気よく続けて実績と知名度を獲得してはじめて必要とされる人になれるのです。
だから続けないといけない。
続けるためにはどうにかして生活を安定させる必要があるのです。
最終的には「やりたいこと」スタートの仕事で十分なお金を得られるようになれればいいですが、残念ながら現実はそうとも限らないので保険になる仕事はもっておいて損はないと考えています。
大成功して大金を稼ぐことはできなかったとしても、少なくともやりたいことを続けることができます。
ギリギリで余裕のない状態で挑むより、落ち着いてのびのび夢に挑戦したほうがクリエイティビティも発揮できますしね。
複数の仕事を持つ「複業」
副業することは一般的になりましたし、複数の肩書きをもつことを示す複業、スラッシュワーカー、ポートフォリオワーカーといった言葉も浸透しました。
これは今に始まったことではなく、昔から気づいている人は気づいていることでした。
今はITが進んだこともあり誰でも簡単にインターネットを通じた第二第三の職業を得やすくなっただけのことです。
小説家の森博嗣(もりひろし)さんは子供の頃からの夢である鉄道模型の資金づくりのために、小説を書きはじめ莫大な印税を手に入れました。
この例はかなり究極をいっていますが、、もはや鉄道模型は趣味であり仕事でもありませんし天才だからこそ片手間で書いた小説で財をなせたわけで。
現代は天才でなくても印税や不労所得に似た「仕組み」でお金を稼ぐ方法はいくらでもあります。
私が夢に時間を費やせているのも、ブログで広告収入を得るという仕組みづくりからスタートしたことがきっかけになっています。
お金か夢か、この記事のまとめ
- お金か夢か究極の選択を迫らなくてもいい、どっちも取ればいい
- 一つの仕事ですべての条件を満たそうとしなくていい
- 仕事は一つじゃなくていい、複数もっていていい
要するに仕事に関する固定観念にとらわれず、自由な選択をすればいい!ということです。
夢もお金も両取りを目指す人は絶対数少ないので、そういう生き方があると知らないあるいはできないと思ってしまうかもしれませんが安心してください、いますここに。
この記事がよりよい人生の選択の一助になれましたら幸いです!