イギリス大学院留学費用いくらかかるのか?実体験を報告します

留学したい!その夢のハードルとなるのが費用ですよね。

私は奨学金なし、親の援助なし、会社の援助もなし、完全自費でイギリス大学院留学をしています。
援助がもらえれば私だって大歓迎でしたが、そのような機会には恵まれず、しかし夢を諦めたくなかったので全額自己負担ということになりました。

実際いくらかかったのか、いくら貯金しなくてはいけないのか、留学を目標にする誰もが知りたいことですよね。
そんなわけで、とんでもない額なので本当は直視したくないのですが、今回は私が実際にいくらイギリス大学院留学に投資しているのかをお話しします。

目次

実際いくらかかったの?イギリス大学院留学

まず基本的なことですが留学費用は、何を、イギリスのどこで、どの大学で学ぶのかにもよります。

ロンドンの大学の学費はイギリスの他地域よりも高いですし、生活費も高いです。

私の場合は
場所:ロンドン
分野:グラフィックデザイン
大学:ロンドン芸大

と、まあロンドンである時点で高いのは確実です。

学び分野に関してもMBAはもっとかかるみたいですし、知名度の高い大学は学費が高い傾向にあります。
美大でいうならロイヤルアカデミーはロンドン芸大の倍くらいするそうです(ヒィ)

留学費用(一年間)
ビザ申請料:55,371円
NHS:149,564円
航空券:52,710円
海外保険:16万円
学費:約350万円
寮費:約200万円
生活費:約60万円(月5万円*12ヶ月計算)
合計 6,517,645円

約650万円は確実にかかるわけですね。

自分でもドン引きするぐらいかかってますね。
留学するより不動産買った方がよかったのでは…つらい

これらの費用には、日本への一時帰国や旅行、その他娯楽の費用は含んでいません。
食費と交通費と通信費、その他こまごましたものって感じですかね。

なので最低額の額です。減らせるとしたら海外保険くらい。
NHSがイギリスの公的保険なので、海外保険は入らなくていい説がありますが私は一応入りました。

おとなしーく勉強だけしていれば650万円で収まるかもしれません。
しかし実際はショッピングしたり出かけたり、なんならロンドンはミュージカルの都ですから観劇なんかもしたくなります。
美大生ですんで、美術館にだって行きたいです。

その意味ではロンドンは楽しいイベントが身近にあり、よりお金がかかる地域といえますが、カリカリ勉強するだけが人生じゃありません。
せっかく海外留学しているのに、人生経験や心を豊かにする機会を逃すのは逆にもったいない話です。
勉強だけするなら日本からオンラインでもできますしね。

イギリス大学院留学中バイトはできる?

できます!
が、実質できないと思っておいたほうがいいでしょう。

学生ビザの場合、イギリスでは週に20時間働くことが許されています。
ですが、実際のところ学期中は課題や授業で忙しくてそれどころではありません。

やってる人もいますが、体力おばけだな、、と聞くたび感心しています

私はそんなに要領もよくないですし、授業の復習も必要。
英語でのリーディングもレポートも人一倍、いや三倍くらい時間がかかります。

全てが慣れない環境の中、さらに新しいバイトで慣れない環境を追加したら病院送りになります。
夏休みの長期休暇でインターンできたらいいかな、という感じです。

留学経験がすでにあり、イギリスでの生活に慣れている方なら現地バイトもすぐ始められるかもしれませんが、そうでなければバイトで留学費用をまかなえると期待しないほうがいいですね。

卒業後もお金が必要??余裕をもった留学資金を

卒業後すっからかんになるような資金計画にならないように注意が必要です。

というのも、イギリスの大学or大学院を卒業すると現行の制度では二年間就労できるビザ(Graduate Route Visa)を取得できます。
もちろんすぐに就職できるとは限りませんので、当面の生活費は確保しておく必要があります。

さらには、、、
このGraduate Route Visa、申請費用がかかるのです!
しかも約30万円という、なかなかの大金。

30歳以下ならば申請料お安めのYMSのほうがいいかもしれませんが、こちらは定員がありくじ引きみたいなもの。
日本に帰るにしても帰国の費用が必要ですし、日本帰国後の生活もなにかと入り用ですよね。

私はイギリス大学院留学のためにいくら貯金したのか

私は留学前に600万円の貯金をしました。
あれ、足りなくない?
さっき、あなた最低650万円必要っていったじゃない!!

そうです、全然足りないです。
しかし、私の通っている大学は学費が分割払いなのです。
渡航前に全額支払わなくてもいいのです。

現在あるお金、つまり貯金だけでは確実に足りないのですが、、
未来予測的にはなんとか足りる予定です。

というのも、私はフリーランスで働き留学前の収入をキープした状態で大学院に通っています。
バイトなんかしてる時間ない!という先程の記述と矛盾しているようですが、この仕事は完全に日本語環境で、かつ留学前からやっている仕事なので慣れているのです。

精神的にも時間的にも負担にならない働き方で細々と続けています。
その収入があれば、まあなんとかなるでしょう、という感じです。

こんなギリギリの状態でよく留学するね!と驚かれるのですが、、
ほんとにお恥ずかしながら。

でも日本で貯金している間にも、生活費やら税金やらでお金はかかります。
準備にかける時間が長ければ長いほど、貯めると同時に出ていくお金も増えます。

自分も親もどんどん歳をとって留学しづらくなりますし、今行かなきゃ一生行けない!という焦りでやや見切り発車しました。

それと持論ですが、「余裕を持って」留学費用を貯金するって不可能なんじゃないかな?と思うのです。
想定外の出費もありますし、お金って貯めるのは大変でも無くなるのは一瞬です。
どんなに蓄えがあっても減っていく一方では、精神的に不安にもなります。

そういうことも考えて、海外に行っても続けられる職を手に入れたいと思い、留学準備の一環としてこの仕事をはじめました。

ちょっと、というか、かなり珍しくはありますが
収入のめどがあるなら、こういう留学の仕方もありだよという例を紹介しました。
参考になりましたら幸いです。

2022/03/30更新
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