この海の青さ!
マルタの海はとても透明度が高くとってもきれい。
でも気をつけてほしいのが、クラゲの多さ。
海水浴場では『クラゲ注意』の看板で注意を呼びかけているくらい、よく現れます。
マルタで怖い思いはしなかった私ですが、唯一クラゲは刺されたらやっかいだなと思ってました。
クラゲにまつわるエピソードとともに、注意点をまとめます!
マルタでのクラゲ出没地域と時期
夏の間、マルタの海水浴場であれば、どこにでも出没する可能性があります。
特に水温が変化する4月、9月に大発生するそうです。
風向き、風の強さ、潮の流れに影響されるので、その日によってクラゲの有無、量は変わってきます。
そして悲しいことに昨今の海水温上昇により、年々クラゲの数は増えているそうです…
クラゲ出没予報を提供しているサイトもあるので、海水浴に行かれる際に参考にされてはいかがでしょうか。
(『malta jellyfish』で検索!)
マルタにはどんなクラゲが多い?
Mauve Stinger (Pelagia noctiluca / 和名オキクラゲ)がマルタではダントツ多いクラゲさんです。
mauve(藤色)というように、毒々しい紫がチャームポイント。
致命傷にはならないそうですが、刺されるとすごく痛い。
群れずに単体でふよふよと海面近くを泳いでいることが多いです。
本当に多いです。というかこれしか見かけませんでした。
同じく多いと言われているのが、Fried egg jellyfish(和名サムクラゲ)。
Fried egg(目玉焼き)と名のつく通り、かさのあたりが黄色で目玉焼きのよう。
夏の終わり頃に多く現れるそうです。
弱い毒性があり、刺されると炎症をおこします。
ちなみに多くはないが一番危険なのが、鮮やかな藍色のPortuguese Man-of-War(和名カツオノエボシ)。
レアな存在なのでマルタで目撃されることは少ないそうですが、猛毒を持ち刺されると強烈に痛むそうなので、見つけたら海に入っちゃだめです。
マルタで実際にクラゲに遭遇した場所
どこにでも現れるクラゲですが、潮の関係か私が多く目撃したのはマルタの離島、コミノ島。
水中にはそんなに多くなかったこと、目立つ赤紫と避けやすい対象だったので、ふつうに泳ぎました。
ゴーグルを持っているとよりクラゲを確認しやすかっただろうなと思います!
しかし、コミノ島のブルーラグーンという場所から25mくらい離れたところに泳いで渡れる小さな島があり、そこに行ってみたらば、、、海岸に打ち上げられたクラゲだらけ!
気持ち悪いことは説明しなくても分かるかと思います!
死んでるクラゲでも、まだ毒が残っている可能性があるので、おもしろがって触らないほうがいいです。
クラゲに刺されたらどうなる、ホストマザーの話
ある夏の日、気持ちよく泳いでいたら背中に何かがこびりついたことを感じ、肩を振り返ってみると、クラゲが背中にしっかりと付いて剥がそうにも剥がれない!
必死こいてなんとかはがしたものの、背中、肩、腕がもう真っ赤!ミミズ腫れ!
急いで医者に行き、薬を処方してもらったものの数日痛みと腫れは治らなかったそうな。
『泳いでる人は他にも大勢いたのに刺されたのは私だけだった!』と憤慨しておりました。
それでも彼女は海で泳ぐのが好き。
マルタっ子だから。
クラゲに刺されたらどう対処すればいい?
私は刺されませんでしたが、現地の方は『クラゲにさされたらこうしたらいいよ』、と教えてくれました。
でもはっきり言っておすすめできないです。
それが以下の方法。
(1)クレジットカードなどのプラスチックの板で刺された部分をこそぎ、毒を取ります。
(2)酢を患部にかけます。
おすすめできない理由は、まずもって、刺された箇所にまだ触手がついている可能性があります。
なので、強くこすったり刺激してはいけません。
そして、確かに処置にお酢が有効なクラゲもいるそうですが、クラゲの種類によっては悪化させる場合もあるそうです。
クラゲに詳しくない人間はとりあえず避けておくべき対処法だと思います。
ひどくなければ冷やすだけで痛みはひくそうですが、基本的にはクラゲに近づかない、万一刺されたら医者にいく。
当たり前のことが一番ですね。