ワーホリに行きたい!と思った時に気になること一位がお金のことではないでしょうか。
海外に行くとなると、渡航費用や現地での家賃や生活費、交際費、保健医療費、生きてるだけでなんでこんなに?というくらいお金がかかります。
心配なのはワーホリの最中で仕事が見つかるか、ワーホリ後日本に帰国した際に仕事が見つかるか、この二つだと思います。
私は2020年にドイツでワーホリをし、現在はイギリスに留学しています。
海外経験はあるので大胆に思われがちなのですが、めちゃくちゃびびりで心配性なのでワーホリ前から色々考えて準備していました。結果としてワーホリ中も後も仕事とお金に困ることがなかったので、私がやったこととアドバイスを共有します。
類は友を呼ぶのか、ドイツイギリス以外のオーストラリアなどでワーホリをした友だちもいるので彼らの経験も拝借します。
ワーホリに関する仕事のリアル
この記事では、私はワーホリに関して楽観的なことは言いません。
なので現実を見たくないという方はここまでにしてこのページを閉じた方がいいと思います。
世の中にはワーホリで海外に行ってすばらしい仕事について、なんなら現地にそのまま移住しちゃったりなんていう体験談や発信者がいます。
それらは嘘ではなく本当なのでしょうが、
それが当たり前だと思うなよ、なのです。
そもそもワーホリは遊びが目的!
まずはじめに触れておきたいのが、ワーキングホリデーというのは、『異なった文化(相手国)の中で休暇を楽しみながら、その間の滞在資金を補うために一定の就労をすることを認める制度』です。
休暇メインで、就労はサブの目的です。
ホリデーを楽しむこと、休暇中に異文化体験をすることが本来の目的なので、なんなら仕事はせずに一度しかない人生存分に遊んで楽しみましょうということです。
なのでワーホリ先で仕事が見つからなかったとしても不思議はないということなんですが、とはいえ現実的に就労可能なビザがほぼ無条件でもらえるのはまたとないチャンスですので、このビザを活用して現地で就職しようと考えることもできるわけです。
ワーホリ中、仕事は簡単に見つからない
比較的簡単に見つかる仕事も、もちろんあります!
基本的には飲食店、ジャパニーズレストラン、オーストラリアなら農業関係ですね。
簡単に見つからないというのはパートタイムではなく、フルタイムで働くお仕事、オフィスワーク系でしょう。
関連するスキルや日本での職務経験があれば可能性がありますが、未経験だとかなり厳しいです。
ワーホリ中現地でオフィスワークの仕事を見つけたという方はエンジニアやデザインなど技術系の仕事で、かつ経験者ばかりでした。というか経験者しか聞いたことがないです。
技術系ではない仕事でチャレンジしていた方はワーホリ中ずっと職探しをしていたけれど結局ひとつも決まらずに帰って行きました。(ドイツ、イギリスの話)
体験談とか表に出ている情報は基本的に成功体験やいい話しかないので注意が必要です。
そしてワーホリの一年って長いようですごく短いんですよね。
職探しで数ヶ月費やしてしまうともう残りの滞在期間半年切ってる、なんてことになってしまい雇いづらくなりますから。
ワーホリで就職に成功した方がいうには、人脈が大切だそうです。
運良くよい仕事を紹介してもらえたとのこと。
ワーホリでお金は貯まるとは限らない
日本より物価の高い国でガッツリ働いて帰る時にはむしろ貯金ができてました!という体験談を見たことがあります。
これまた友人の体験ですがオーストラリアでは、良心的なオーナーのいるファームの仕事に就けるとかなりお給料がよく、貯金ができるそうです。
彼女はオーストラリアに来た時に人脈作りに励んでよい情報を手に入れ、オーナーに突撃してその職をゲットしたとのこと。その結果一年で170万円貯金をして国に帰りました。
一方。同じオーストラリアワーホリでも他の友人は低賃金で重労働のファームのお仕事しか見つからず、資金も尽きて半年で帰国しました。
オーストラリアは生活費が高くないので貯金も夢ではありませんが、ヨーロッパ特にイギリスは生活費が高いので、貯金を切り崩しながらパートタイムジョブで補填するパターンがほとんどです。
貯金を目的としてワーホリするのはリスキーだと思います。
そんな意見に矛盾していますが、私はドイツワーホリ中に貯金をしてその後のイギリス留学費用にしました。
その理由は後ほど説明します!
ワーホリは就活のアドバンテージにはならない
これはワーホリ終了後、日本で再就職するときのお話です。
ワーホリに行った、海外経験をした、というだけでは就職活動で有利になることはありません。一般的には。
現地での経験がそのまま役に立つような仕事であれば、もちろんアピールポイントになります。
ワーホリでバリスタとして働いていて、日本でもバリスタをする、ですとか。
ワーホリで何をして何を得たか、それがどのように希望する職で役に立つのかを説明できないと厳しいでしょう。
しかしワーホリはホリデーですので、そこまで考えて行動する必要も本来ないのですが!
私の友人達は、日本帰国後みなさん就職されてしっかり働いて自立してます。
伝統的なお堅い企業に入った人はいなくて中小かベンチャーが多いですが、そもそもワーホリに行きたい自由人はおカタイ大手企業に行こうとはあまり思わないようです。
それでも行きたい!そんなあなたに送るアドバイス
仕事やキャリアという面に関しては不安要素が多いワーホリですが、それでも行きたいんですよね!
分かります。
人生一度しかないですから、後悔しないようにやりたいことはやりつくすべきです。
それに私自身もワーホリや留学を経験してよかったと思ってます。日本では見ることのできない景色や文化価値観に触れたこの経験は一生ものです。旅行とはまた違った深い気づきが得られました。
ワーホリ前に貯金をしていこう
めちゃくちゃ月並みなアドバイスですが、とても大切なことですね。
貯金しましょう。
お金がギリギリだと、精神的にもピリついてきます。
お金のことが気になって楽しめるものも楽しめません。
私の友人はワーホリ先で上手いこと仕事が見つからず、資金が尽きて一年の予定を半年で終わらして帰った方もいますし、帰りの飛行機代がなくて祖父に送金をお願いしたという方います。
ワーホリに行く目的をはっきりさせていこう
ホリデーなのか、現地で仕事をすることなのか、言語上達のためなのか、海外に友だちをつくることなのか、恋人をつくることなのか
なんであれワーホリに行く目的をはっきりさせておくことが、ワーホリ成功の要になります。
これは他人基準ではなく、自分の中で成功を定義づけておくことが大切です。
自分が本当にやりたいことを基準にしておかないと後悔が残りますし、挑戦したことが中途半端な気がして不完全燃焼になります。
このとき、欲張ってあれもこれも入れないことです。
一個か二個、優先順位を決めて全力でそれを楽しむ!
あとは巡り合わせに任せましょう。
ワーホリ中もできる手に職を身につけておこう
手に職は本当に身を助けますね!
言語の違う国でも言語に頼らず働けますし、仕事を見つけやすくしてくれます。
今まで出会った方が持っていた職は
美容師、バリスタ、パティシエ、プログラミングなどです。
こういったお仕事は適正もあるのでやろうと思って誰でもできるものではないのが残念ではあるます。
私も手に職にあこがれて検討したことがあり、プログラミングも挑戦しましたが三度学んでもダメだったので諦めました。
また、現地で就職せずに働くという選択肢もぜひ検討してみてください。
フリーランスでウェブデザイナーとして日本の仕事を海外でをやっている方もいました。
そして私がドイツワーホリ中にやっていたことはというと、ブログです。
私はワーホリ前に日本でSEOやWEBライティングを学んで、ブログを立ち上げました。
ブログは完全に自分のペースで仕事ができますし、日本ではもちろん海外のどこからでもWi-Fiさえあれば仕事場になるのでワーホリに合ってると思います。
バリバリやってもよし、仕事が見つかるまでのつなぎにしてもよしです。
そんなわけでドイツワーホリ中、語学学校にも通い現地の生活も楽しみつつ、ヨーロッパ旅行をした上にブログに稼いでもらい貯金もしたわけです。
仕事のことを心配しすぎないこと!
心配するのは大切ですが、心配しすぎないでください。なにごともバランスです。
やっぱ心配しすぎては楽しめないですし、つらくなってしまいます。
人生は楽しむためにあり、苦しむためにあるにでないですからね。
とはいえ、安心材料を用意しておくのは精神安定を保つのに効果的です。
それがワーホリ前の貯金であり、手に職です!
特に手に職は貯金と違ってなくなることはないですし、どこにでも連れて行ける強い味方になってくれますよ。
海外でもできて、自分にもできそうと思えるスキルを身につけることが事前準備として猛烈におすすめです!